長野県王滝村と木曽町は29日、御嶽山(長野、岐阜県、3067メートル)山頂近くの尾根で2014年の噴火以降続けてきた立ち入り規制を、シェルター設置などの安全対策が進んだとして解除した。尾根は王滝頂上(2936メートル)から山頂の剣ケ峰へ続く「八丁ダルミ」で、多くの犠牲者が出た。噴火後初めて一般の登山客が尾根内の登山道へ足を踏み入れた。
王滝頂上では午前10時半ごろ、王滝村の越原道広村長が「長らくお待たせしました」と規制のロープと看板を撤去。登山客が続々と登山道を歩いた。ただ、引き続き立ち入り禁止の道もあり、登山道以外にも規制エリアがある。