万博海外館、初提出は韓国 建設の基本計画、大阪市に

 2025年大阪・関西万博で海外の国・地域が独自に建設するパビリオンを巡り、建設に必要な許可申請の前段階に当たる基本計画書を大阪市に初めて提出したのは韓国であることが29日、関係者への取材で分かった。市が審査して問題がなければ手続きを進める。海外館はいまだ申請がなく、開幕までの完成に懸念の声が上がっている。

 市は28日付で計画を受理したが、国名を明らかにしていなかった。提出されたのは仮設建築物許可申請に必要な基本計画書で、建物の図面が記載されているという。計画書の提出から申請を許可するまで通常2カ月程度かかり、着工はその後になる。

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