大槌ジビエ、ペットにも 食の安心に応えるジャーキーなど開発

鹿肉で開発したペットフードを喜んで食べるトイプードル

 大槌町安渡でジビエ事業に取り組む食肉加工業MOMIJI(兼沢幸男代表取締役)は、地元産鹿肉100%で無添加無着色のペットフードを開発した。人が食べる品質と同じ肉を、味つけせずにそのまま商品化。高タンパク質・低糖質が売りで、飼い主の中で関心が高まっている「食の安心」のニーズに応える。

 開発したのはももやあばらを12時間乾燥させた「大槌鹿のごちそうジャーキー」(70グラム、税別1190~1380円)と、水煮した「鹿肉ドッグフード缶詰」(80グラム、同660円)。ジャーキーは骨付きから粉末まで4種類あり、犬種や年齢、体調などに合わせて選べる。

 ペットフードのブランドを「OISHIKUTE(オイシクテ)」と命名。新規事業開発などを手がけるYOBOSHI(東京)と共同開発した。ECサイトで販売する他、MOMIJIの店頭でも購入できる。問い合わせは同社(0193.27.8741)へ。

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