ウクライナ、クリスマス祝日変更 ロシア正教会と同じ暦日を回避

正教のクリスマスの1月7日、ウクライナの首都キーウの修道院で祈りをささげる市民ら(共同)

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、祝日に関する法案に署名し、クリスマスを12月25日に変更した。地元メディアが報じた。従来はロシア正教会と同様、旧来のユリウス暦に従ってクリスマスを1月7日に祝ってきたが、ロシア侵攻を受けて、多くの欧米諸国と同様に修正ユリウス暦を用いる。

 公式な祝日変更に先立ち、国内宗教界の最大勢力、独立系正教会は修正ユリウス暦を9月から採用する方針を既に決定している。旧来のユリウス暦はロシアの教会文化と結びついているとする批判が国内で高まっていたことを踏まえた判断だ。

© 一般社団法人共同通信社