今夏インテル・マイアミに移籍し、ついに欧州でのキャリアを終えたリオネル・メッシ。クリスティアーノ・ロナウドのサウジアラビア移籍とともに、サッカーの一つの時代が終わったと言える。
そのメッシがバルセロナで最後にプレーした試合は、2021年5月に行われたラ・リーガのセルタ・デ・ビーゴ戦。
メッシはゴールを決めたものの、試合はその後逆転を許して1-2と敗北した。ロナルト・クーマン監督の迷走が目立ったゲームでもあった。
今回はその「メッシ、バルセロナの最後の試合」におけるスタメン11人を振り返ろう。もちろんFWの1人はリオネル・メッシだ。
GK:マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン
現在:バルセロナ
長くバルセロナで守護神を務めているテア・シュテーゲン。この試合でももちろんゴールマウスを守っていた。
CB:ジェラール・ピケ
現在:引退
昨季途中に電撃的な現役引退を発表したジェラール・ピケ。3バックの右ストッパーとして先発出場し、64分に戦術的な交代でセルジーニョ・デストと替わっている。
CB:ロナルド・アラウホ
現在:バルセロナ
2018年にボストン・リーベルからバルセロナのBチームに加入し、2020年からトップチームに引き上げられたウルグアイ人センターバック。3バックの中央として先発出場し、90分プレーしている。
CB:クレマン・ラングレ
現在:バルセロナ
昨季はプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに貸し出されていたフランス人センターバック。2018年にセビージャから加入してしばらくレギュラーを務めてきたが、最近はなかなか高評価を得られていない。なおこの試合では2枚の警告を受けて83分に退場している。
DMF:セルヒオ・ブスケツ
現在:インテル・マイアミ
今夏リオネル・メッシを追ってアメリカに渡り、インテル・マイアミでチームメイトになったブスケツ。この試合ではヘッドギアを着用してプレーしていた。
CH:イライクス・モリバ
現在:RBライプツィヒ
バルセロナの下部組織で育ったギニア代表選手。2020年にバルセロナのU-19からBチームに昇格し、2021年2月のアラベス戦でデビュー。このシーズンの後半戦では非常によく使われていたが、夏にRBライプツィヒへと売却されている。
CH:ペドリ
現在:バルセロナ
この2020-21シーズンにデビューし、いきなりレギュラーを掴んだ神童。10代でほとんどの試合に出場したことで大きな話題を集め、もはやバルセロナの中心的な存在となっていた。残念ながらこの次の年からは怪我が急速に増えてしまい、なかなかフルで戦えていない。
右WB:ウスマヌ・デンベレ
現在:バルセロナ
まだロナルト・クーマン監督の下で大きな批判を受けていたウスマヌ・デンベレ。このシーズンは比較的怪我が少なかったが、3バックシステムが多かったので使われ方が一貫しなかった。
左WB:ジョルディ・アルバ
現在:インテル・マイアミ
セルヒオ・ブスケツと同じく、リオネル・メッシを追っていくようにバルセロナを離れ、インテル・マイアミに移籍したジョルディ・アルバ。アメリカではベッカム・ルールではなく普通の選手と同じ条件でプレーするそうだ。
FW:アントワーヌ・グリーズマン
現在:アトレティコ・マドリー
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この試合では3-5-2のようなシステムの中で2トップの一角となったグリーズマン。ただそれほどいいプレーができず70分にブレイスウェイトと交代になっている。