古民家でゆっくり 富山のNPOきんたろう倶楽部、小中学生に開放

建物内にあるいろりについて説明する鏡森理事(右)

 富山市のNPO法人きんたろう倶楽部(二階堂敏雄理事長)は29日、同市西金屋のくれは山荘保養館で、夏休み期間中の小中学生を対象に建物を開放する「森の学び舎(や)」を開き、市内の10人が古民家の中で思い思いに過ごした。

 同倶楽部はかつて割烹(かっぽう)旅館だった同保養館の指定管理者として、建物の利活用に取り組んでいる。広いスペースを有効活用し、子どもたちの居場所をつくろうと初めて企画した。

 29日は、地元の呉羽小や呉羽中から小学2年~中学3年生が集まった。建物内を見学したり富山大生から勉強を教わったりし、交流を深めた。同倶楽部の鏡森定信理事は「建物の歴史を知ってもらい、ゆっくりと過ごせる場所にしたい」と話した。

 8月末まで、希望者がいれば午前10時から午後3時に開放する。申し込みは鏡森理事、電話090(1315)5245。

© 株式会社北日本新聞社