「なつお」の挑戦 滝澤夏央選手の活動報告〈15〉手応えの打席多く バッティング上向き

イースタン・リーグで滝澤のバッティング(球団提供)

ファーム(2軍)での調整を始めてから2カ月弱がたとうとしている滝澤。7月に入り、27日までの15試合(イースタン・リーグ公式戦)で、ヒット16本と好調さがうかがえる。

「今まで自分が思い描いてきたバッティングに近づいてきていると感じています。手応えのある打席が多いです」と、納得のいく打席が多いことが、結果として数字に反映されていると分析する。

具体的には「先に追い込まれてしまったら四球を選んだり、つなぐバッティングを意識したり、野手の間を抜ける強い打球で出塁率を高めることが、僕の理想のバッティングです。体が小さく、いくら頑張ってもホームランを狙って打つタイプではないので、甘い球をしっかり捉えて出塁することで、自分の足を生かしていきたいと思っています」と話す。

また、守備に定評のある滝澤だが、試合ではエラーが続いていた。あらためて基礎から見つめ直し、前半戦終了の頃にはしっかり自分の形に戻し、気持ちよく休みに入ることができたという。

オールスター休み期間中はチームメートとゴルフを楽しんだ。スコアはまずまずといったところで、仲間と楽しくコースを回り、良いリフレッシュとなったようだ。

これまでバッティング練習に時間をかけてこなかったが、今年は夕食後に打撃マシンに30分ほど向き合い、振る量をしっかり確保している。食事の管理と同じで、毎日続けることが大事。ますますパワーアップしていく滝澤を今後も楽しみにしたい。(西武ライオンズ広報部)

© 株式会社上越タイムス社