サッカー・チャンピオンズ・ツアー2023、レアル・マドリーvsバルセロナのエル・クラシコが29日にテキサス州アーリントンで行われ、0-3でバルセロナが勝利した。
3日前のマンチェスター・ユナイテッド戦を2-0で勝利したマドリーは、華麗なループシュートを決めたベリンガムが引き続き先発。守護神クルトワも先発となり、現状のベストメンバーで臨んだ。
一方、アーセナルに3-5で打ち負けたバルセロナは、F・デ・ヨングやクンデ、バルデらが先発となり、こちらも現状のベストメンバーを起用した。
マドリーはヴィニシウスとロドリゴの2トップ、その下にベリンガムを置く中盤ダイヤモンド型の[4-4-2]でスタート。
対するバルセロナはレヴァンドフスキ、デンベレ、ギュンドアンの3トップとする[4-3-3]で臨んだ。
マドリーがハイプレスをかけてきた中、うまく剥がしてボールを動かしたバルセロナは4分、クロスのルーズボールに反応したロメウのボレーがバーに直撃。
いきなり決定機を生み出すと、15分に先制した。FKのサインプレーからペドリのパスをボックス右で受けたフリーのデンベレがシュートを蹴り込んだ。
しかし19分、クロスボールの処理にかかったアラウホがボックス内でハンドを犯し、マドリーがPKを獲得する。だが、キッカーのヴィニシウスはシュートをバーに当ててしまい同点とはならない。
さらに32分、ロドリゴの直接FKでゴールに迫ったマドリーは39分、CKの流れからヴィニシウスのシュートはバーを叩き、ルーズボールに反応したベリンガムのヘディングシュートは右ポストに阻まれた。
イエローカード4枚、負傷者3人を出した公式戦さながらの前半を終えて迎えた後半、バルセロナがボールを持つ入りとなった中、互いに好機なく時間が経過する。
前半ほどのインテンシティの高さは見られていなかった中、マドリーは62分に決定機。チュアメニの強烈なミドルシュートがバーに直撃した。
1点が遠いマドリーは73分にベリンガムに代えてホセルを投入。83分にはロングカウンターからヴィニシウスが際どいシュートを放ったものの、85分にフェルミン・ロペスの強烈なミドルシュートが決まったバルセロナは、追加タイムにもフェラン・トーレスのゴールが生まれて3-0で勝利。
クラシコを制したバルセロナは8月2日にミランと、敗れたマドリーは3日にユベントスと対戦する。
レアル・マドリー 0-3 バルセロナ
【バルセロナ】
デンベレ(15分)
フェルミン・ロペス(85分)
フェラン・トーレス(91分)