大輪の花火が夜空彩る ながさきみなとまつり 30日は3千発

夜空を彩る大輪の花火=29日午後8時半、長崎港

 長崎の夏の風物詩「ながさきみなとまつり」(長崎開港記念会、実行委主催)が29日、長崎港一帯で始まった。家族連れやカップルなどでにぎわい、7千発の花火が夜空を彩った。30日夜は3千発が上がる。
 メイン会場の長崎水辺の森公園(長崎市常盤町)周辺には、過去最多規模となる約130の露店が並び、地元ダンスチームによるショーなどが盛り上げた。市内の最高気温は34度超。来場者は小型扇風機を持ち歩いたり木陰で休んだりと、涼を取りながら楽しんだ。
 花火を見ようと、夫と2人の子どもと一緒に訪れた坂本真穂さん(42)=同市=は「この夏は去年より出かける頻度が増えた。海にも子どもたちを連れて行きたい」と笑顔。会場でハタづくり体験(長崎青年会議所主催)にも参加し、長男陸斗ちゃん(3)は「楽しい」とハタ揚げに夢中になっていた。

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