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岩手県の2022年の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者)は前年比5.1人増の21.3人で全国ワースト2位となったことが、厚生労働省の人口動態統計(概数)で分かった。全国平均を3.9人上回り、上から26番目に改善した前年から再び増加に転じた。県や関係機関は、自殺の兆候に気付き専門相談につなぐ「ゲートキーパー」の養成に力を入れる。
自殺者は250人で前年から57人(29.5%)増えた。自殺死亡率の全国ワーストは秋田県(22.6人)、同3位は宮崎県(20.4)人だった。
県は23年の自殺死亡率15人、自殺者数178人以下を目標に掲げる。昨年9月に開設した専用サイトでは相談窓口を一覧できるほか、ゲートキーパーやメンタルケアの実践例を動画で紹介している。