全国高校総文祭、鹿児島で開幕 本県生徒300人が日頃の成果披露

海外からの生徒との交流ステージなども披露された総文祭の開会式=29日午後、鹿児島市永吉1丁目

 高校最大の芸術文化の祭典「第47回全国高校総合文化祭鹿児島大会(かごしま総文2023)」(文化庁、全国高校文化連盟など主催)が29日、鹿児島県で開幕した。本県からは合唱や書道、囲碁など19部門に約300人が出場する。

 鹿児島市永吉1丁目の西原商会アリーナで開かれた総合開会式には、秋篠宮さまと長男悠仁さまが出席された。宮内庁によると、筑波大付属高2年の悠仁さまが地方公務に同行するのは初めて。全都道府県開催の一巡目を締めくくる今大会。各都道府県代表は当時の大会テーマを紹介しながら入場した。

 宇都宮中央高2年岡琉空(おかりゅうく)さん(16)は「つくる喜び ふれあう心 ひろがる未来」と、1982年に開催された本県大会のテーマを読み上げた。海外から参加した生徒による伝統的な踊りなども披露された。

 同市内ではパレードが行われ、開幕を華々しく彩った。開会式を見学した同校2年橋本恵実(はしもとえみ)さん(17)は「同世代の人たちが作り上げた舞台に感動した」と話した。総文祭は8月4日まで開催され、全国から約2万人の高校生が日頃の成果を披露する。

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