このなまえ知ってる?誰かに話したくなる身近なアレコレ紹介『モノのなまえ事典展』【札幌】

全国初の開催となる『モノのなまえ事典展』が札幌にやってきました!

知っているようで知らない身近なアレやコレ。なかには、「えっ?こんなものになまえがあるの?」というものまであり、思わず目からウロコの展示が盛りだくさん!

さっそくおじゃましてきましたよ。

これ知ってる?1:「パンのふくろを閉じるアレ」

(c)Yoshimitsu Sugimura,Megumi Ohsaki/POPLAR

まずは誰もが見たことある身近なものから。「食パンのふくろ」を留めるアレのなまえ、ご存知ですか?

正解は「バッグクロージャー」でした!

1952年にアメリカで発明されたバッグクロージャー。もともとは「リンゴのふくろを簡単に閉じる道具」だったそうです。

日本ではおもにパンのふくろに使われていて、年間26億個も作られています。全部で7色流通しているとのこと。あなたは何色見たことがありますか?

会場内には2つの部屋が出現!? そこにはあまり知られていない“なまえ”を持ったモノが展示されています。

これ知ってる?2:「視力検査で見るCマークのなまえ」

(c)Yoshimitsu Sugimura,Megumi Ohsaki/POPLAR

次は、学校の健康診断などでおなじみのアレ。視力検査で「右!」「上!」など開いている部分を答えるCのマーク。これにもなまえがあるんです。

正解は「ランドルト環」です!

ランドルトというのはスイスのお医者さんのなまえで、このマークを使って目の検査をすることを思いついた人なんだそう。

日本では2.0までの検査ですが、アフリカの人たちの中には視力が10.0まである人もいるんですって。2キロ先の動物を見わけることができるくらいとは、驚きですね!

これ知ってる?3:「ラーメンどんぶりの周囲にあるアレ」

(c)Yoshimitsu Sugimura,Megumi Ohsaki/POPLAR

続いては4択のクイズ形式となっているコチラ。

そもそもラーメンどんぶりの模様になまえがついていると知らない人も多いのでは?私も知りませんでした!

これは何と言うのでしょうか?

(c)Yoshimitsu Sugimura,Megumi Ohsaki/POPLAR

正解は「雷紋(らいもん)」です!

実はこの模様、雷の字が入っていることからもわかるように雷がモチーフとなっています。
由来は古代中国からきていると言われており、どんぶりに悪いものが入らないようにする魔よけの意味もあるんだとか。

ただモノのなまえがわかるだけでなく、由来まで知ることができるなんておもしろいですよね。お子さんの自由研究にぴったりかもしれませんね!

このように会場ではクイズ形式になっているエリアもあり、展示をめくると正解がわかるしかけになっているので、家族や友人とワイワイ楽しみながら回ることができますよ。

これ知ってる?4:「枝豆と呼ばれるアレ」の正式名称

(c)Yoshimitsu Sugimura,Megumi Ohsaki/POPLAR

最後にご紹介するのは、意外性バツグン「枝豆と呼ばれる…」です。

「えっ?これって枝豆でしょ?」と驚くお客さんの声もチラホラ…。

気になる正解は…

(c)Yoshimitsu Sugimura,Megumi Ohsaki/POPLAR

「未成熟大豆」でした!

実は枝豆は、成熟する前の大豆だそうで、成長途中のやわらかいうちに収穫して私たちの食卓に届いているんです。

知ってしまうとアレ? と拍子抜けしてしまいそうですが、思わず誰かに喋りたくなるトリビアですね。

開催初日となる27日は、多くの人で賑わっており親子連れの姿も見られました。

札幌市内から、小学生の息子さんと訪れたという親子は「子どもでも楽しめる内容かなと思ってきました。写真を撮れるコーナーもあって楽しかったです」と教えてくれました。

同展は、8月27日(日)まで、サッポロファクトリー3条館3階特設会場で開催しています。

(c)Yoshimitsu Sugimura,Megumi Ohsaki/POPLAR

「モノのなまえ事典展」

会場:サッポロファクトリー3条館3階 特設会場
開催期間:7月28日(金)~8月27日(日)
開催時間:午前10時~午後5時 ※最終入場は午後4時30分まで
(8月21日~25日は午後1時~午後5時)

チケット:大人(中学生以上) 当日券1,200円 子供(小学生以下)当日券800円

※全て税込表記
※3歳以上有料

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