去就が注目のムバッペ、PSGはレアルに390億円での売却を提案…バルサに完敗でついに動き出すか?

[写真:Getty Images]

ジャパンツアーのメンバーに含まれなかったパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(24)だが、レアル・マドリーは獲得金額の上限を決めたようだ。

2022年夏のマドリー移籍が濃厚と見られた中、その前にPSGとの契約を2025年夏まで延長したムバッペ。しかし、この契約は2024年夏までに1年間の延長オプションがついているというものだった。

PSGはエースの流出に備えて、このオプションを行使したいと考えていたが、ムバッペの気持ちは全くの逆。このタイミングでのオプション行使を拒否する一方で、今夏の移籍はしないことを明言していた。

しかし、PSGとしては1年後にフリーで流出する可能性が残ることとなり、そうであればと今夏の売却に積極的に動きたいところ。ムバッペ本人とクラブの思惑のズレもあり、ジャパンツアーのメンバーから外れることとなった。

そのムバッペには、マドリーも関心を寄せる一方で、今夏躍動しているサウジアラビアからも超巨額オファーが。しかし、ムバッペはサウジアラビアに行く気はないとしている。

また、リバプールも関心を寄せていると報じられている中で、マドリーは移籍金の上限を決めたようだ。

現時点でムバッペの去就はなんら動きがないが、スペイン『マルカ』によれば、パリはマドリーに対して売却額として2億5000万ユーロ(約390億円)を提案したという。マドリーはなんとか値下げができないかと考えているが、その考えも変わった可能性があるという。

マドリーは今夏エースの元フランス代表FWカリム・ベンゼマがアル・イテハドに完全移籍。PSGにはスペイン代表FWマルコ・アセンシオも移籍し、前線が手薄に。ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、ブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスに加え、スペイン代表FWホセルを獲得したものの、プレシーズンマッチでは中央を張るストライカー不在で苦戦する姿を見せていた。

さらに、30日に行われたバルセロナとのアメリカでの“エル・クラシコ”では、3-0の完敗。これを受け、ムバッペの獲得をファンが一層訴えることに。カルロ・アンチェロッティ監督を含めてクラブがどう判断するかだが、PSGで不要となりつつあるムバッペを今夏獲得することが本当に起こる可能性がありそうだ。

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