パキスタンでテロ40人死亡 政党集会、150人けが

30日、パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で、爆発後に負傷者を搬送する救急車(RESCUE1122本部提供、AP=共同)

 【イスラマバード共同】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で30日、爆発があり、連立政権に加わっている宗教政党が開いた集会の参加者ら少なくとも40人が死亡、150人以上が負傷した。AP通信が伝えた。犯行声明は出ていないが、地元メディアによると、警察は自爆テロとの見方を示した。

 地元メディアによると、集会には約400人が参加していた。爆発は党幹部の演説中に起きた。負傷者の中には重体の人もおり、死者が増える可能性がある。

 パキスタンは8月に下院解散を控え、各政党が総選挙に向けた活動を強化している。同国では総選挙のたびにテロや襲撃などが多発。治安の悪化が常態化している。

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