【インド】ネスレ、オディシャ州に10カ所目の工場設置[食品]

スイス系食品大手ネスレ・インディアは27日、東部オディシャ(オリッサ)州に工場を建設すると発表した。同社にとって、国内10カ所目の生産拠点となる。

オディシャ産業促進投資公社(IPICOL)から原則での承認を得た。地元紙が先に伝えたところによると、新工場は、加工食品の拠点となる見通し。

ネスレはまた同日、2023年度第2四半期(4~6月)決算を発表した。売上高が前年同期比15.1%増の465億8,530万ルピー(約785億円)、純利益が36.9%増の69億8,340万ルピーとなり、2桁の増収増益を達成した。

売上高は、国内販売が14.6%増の442億770万ルピー、輸出が25.4%増の19億8,730万ルピーだった。

原料の見通しについて、食用油と小麦、包装資材などの一次産品価格は低水準で推移しているとした。燃料については高水準だった前期(1~3月)から今期は軟化したと指摘。

生乳は価格が安定している一方、低品質コーヒーのロブスタ種の価格は上昇しており、今後も不安定に推移すると予想した。

© 株式会社NNA