【台湾】鴻海董事長、「インドの頼れるパートナーに」[IT]

EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手、鴻海精密工業の劉揚偉董事長は28日、インドで開かれた半導体関連のフォーラムで、台湾はインドにとって最も頼れるパートナーとなるとの考えを示した。中央通信社が伝えた。

「セミコン・インディア2023」での発言。劉氏はインド・モディ首相の「ITはインドと台湾が代表する」という発言を引用し「台湾はインドにとって最も信頼でき、頼れるパートナーとなる」と強調した。

劉氏は「現在、世界のハイテク装置10台当たり4台以上が鴻海で生産されたものだ」とした上で、台湾の半導体産業発展に至るまでの過程を紹介。「インドは半導体の発展へ動き出したばかりだ」とし、さまざまな専門的知識を持った人材がともに努力する必要があると指摘した。インド政府の半導体産業の発展に対する決心を感じたとし、先行きを楽観しているとも述べた。

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