盛夏に深める学び 富山新聞文化センター

体質について理解を深める参加者=富山市のファボーレカルチャー

  ●漢方で美しく健康に

 富山新聞文化センターファボーレカルチャーの新設講座「『ママを応援』美容・薬膳漢方スクール」の体験会は30日、富山市のファボーレで開かれ、参加者が日常で実践できる漢方を通じて健康や美容に理解を深めた。

 漢方の専門家「国際中医師」の資格を持つ荒川健生さん(31)が講師を務め、中国の伝統医学では「気・血・水」が体を構成し、過不足なく、滞りなく巡っていることで健康な状態が保たれていると紹介した。例えば血が不足すると立ちくらみや爪が割れやすくなるとし「対処法としてほうれん草やレバー、黒ごまなどを食べると良い」と説明した。

 講座では薬膳の作り方や美容に良いとされる漢方などを学ぶ。体験会は8月20日、9月17日午前10時半~正午。問い合わせはファボーレカルチャー=076(466)4708=まで。

  ●幻想の水庭で 至福の時間 アートヨガ、高岡本部

 富山新聞文化センター高岡本部の特別1日講座「水と緑の水鏡アートヨガ」は29日夜、高岡市の富山新聞高岡会館の水庭の水辺で行われた。受講生は、世界的建築家で文化功労者の谷口吉生氏が手掛けた県内唯一の「谷口建築」の美を感じながら心地よい汗を流し、至福の時間を過ごした。

 全米ヨガアライアンス養成講座やエアリアルヨガ養成講座などを修了したyokoさんが講師を務めた。

 受講生はライトアップされた水庭や水の流れる音、そよぐ風などを五感で感じながら、立ったり座ったりしてさまざまなポーズを取った。yokoさんは「癒やしの空間で体を動かすことを通して心身をすっきりさせ、日々の活力にしてほしい」と話した。

 講座は8月5日、19日午後7時からも開かれる。問い合わせは高岡本部=0766(26)7000=まで。

ライトアップされた水庭を会場にヨガを楽しむ受講生=富山新聞高岡会館

© 株式会社北國新聞社