レンジャーズがさらなる補強 モンゴメリーとストラットンを獲得

メッツとのトレードでサイ・ヤング賞3度の名投手マックス・シャーザーを獲得したばかりのレンジャーズがさらなる補強に動いた。日本時間7月31日、「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、レンジャーズはカージナルスとの3対2のトレードで先発左腕ジョーダン・モンゴメリーと救援右腕クリス・ストラットンを獲得。対価として救援左腕ジョン・キング、有望株右腕テコア・ロビー、有望株内野手トーマス・サゲスの3選手を放出することになったが、投手陣のさらなるグレードアップに成功した。

レンジャーズが獲得したモンゴメリーとストラットンはいずれも今季終了後にFAとなる「レンタル選手」であり、モンゴメリーは今回のトレード市場における目玉の1人として複数の球団が関心を寄せていた。現在30歳のモンゴメリーは今季ここまで21試合に先発して6勝9敗と黒星が先行しているものの、防御率3.42と安定したピッチングを披露。不調のカージナルスではなかなか白星が増えなかったが、強力打線を誇るレンジャーズでは援護も期待できるだけに、快調に白星を重ねていきそうだ。現在32歳のストラットンは今季ここまで42試合に投げ、1勝1敗1セーブ、4ホールド、防御率4.36を記録している。

レンジャーズが放出した3選手のうち、現在28歳のキングは2021年に7勝を挙げるなど、すでにメジャーでの実績があり、今季は15試合に登板して1勝1敗、2ホールド、防御率5.79を記録。残りの2人は「MLBパイプライン」が公開しているレンジャーズの球団別プロスペクト・ランキングに名を連ねている有望株であり、ロビーは11位、サゲスは14位にランクイン。現在21歳のロビーは今季AA級で10試合に先発して2勝3敗、防御率5.05、同じく21歳のサゲスは今季AA級で92試合に出場して打率.314、15本塁打、78打点、8盗塁、OPS.894をマークしている。

投手陣のグレードアップを目指すレンジャーズと来季以降に備えたいカージナルスの思惑が一致したトレードとなり、モンゴメリーの加入はネイサン・イオバルディの故障者リスト入りが発表されたレンジャーズにとって非常に大きい。7年ぶりの地区優勝を狙うレンジャーズが妥協のない「本気」の補強を続けている。

The post レンジャーズがさらなる補強 モンゴメリーとストラットンを獲得 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.