国スポ・障スポ大会「環境に配慮」滋賀で2025年開催、実行委総会で宣言

滋賀県で開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会を環境に配慮した大会にすると宣言する三日月知事(7月28日午後、大津市内のホテル)

 2025年に滋賀県で開催される国民スポーツ大会(国民体育大会から改称)・全国障害者スポーツ大会に向け、実行委員会の総会がこのほど、大津市内であった。琵琶湖を切り口に持続可能な社会に向けた13の目標「マザーレイクゴールズ(MLGs)」を踏まえ、二酸化炭素(CO2)の排出削減など環境に配慮した大会を目指すと宣言した。

 25年9月の国スポ開幕まで800日を切る中、総会に先立って開かれた常任委員会では、競技会場や日程、県と市町の業務分担の見直し案などを確認した。総会では、本年度の事業計画案や収支予算案などを承認した。

 宣言は、会長の三日月大造知事をはじめ、河本英典県スポーツ協会長、原陽一県障害者スポーツ協会長ら副会長8人が署名。さまざまな場面で環境に配慮し、スポーツを通じて持続可能な社会につなげることを目指すとする宣言文を読み上げた。実行委事務局によると、資源循環やごみの削減、水環境の保全などに取り組むことを検討しているという。

© 株式会社京都新聞社