高齢者も「eスポーツ」楽しんで 認知機能低下も予防「新たな趣味に」

操作の簡単なコントローラーを使ってゲームを楽しむ高齢者たち(UDe-スポーツ協会提供)

 京都府精華町と精華町シルバー人材センター、京都廣学館高校(同町下狛)が連携し、高齢者を対象とした「eスポーツ体験会」を8月4日、同町光台のけいはんなプラザで開く。コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」は若者世代で広がっているが、多世代交流の機会をつくり、認知機能低下の予防になるため、高齢者の新たな趣味として注目を集めており、初めて企画した。

 京都府と精華町の連携による文化庁京都移転を契機とした文化創造・発信プロジェクトの一環。町内でのeスポーツの認知度向上や高齢者の新たな活躍の場づくり、健康増進が狙い。

 同センターが月1回開いている「シルバーさろん」の機会を活用し、同高e―Sports部の生徒たちがゲームの仕方を教える。幅広い世代向けに競技の普及に取り組む「UDe―スポーツ協会」も協力し、操作が簡単なコントローラーを使って同協会オリジナルゲームを楽しむ。パズルゲーム「ぷよぷよ」など市販ゲームの体験ブースも設ける。

 午前10時~午後3時で出入り自由。無料で、誰でも参加できる。有料でコーヒーやお茶の提供もある。

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