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「悪い点はない。(相手の)野母崎が強かった」。一般の部で惜しくも準優勝だった三重。選手たちは、すがすがしい表情で熱戦を振り返った。
今年、三重地区全体でクラブチームを結成。今大会に備え、仕事終わりに毎晩練習を重ねてきた。選手が新型コロナに感染し中断を余儀なくされたこともあったが、万全の状態に仕上げて本番を迎えた。
予選で敗退するも、敗者復活戦を勝ち抜き決勝に進出。決勝では、ゴール300メートル手前で一気に加速して追い上げたが、先頭の野母崎を捉えることはできなかった。チーム最年長の久松一浩さん(51)は「1番が見えていたのに」と悔しさをにじませた。
「一丸となってやりきった。本当に良いチームになった」とキャプテンの中元啓太さん(30)。「打倒野母崎」。選手たちはそう誓って会場を後にした。