スアレスが今年限りでグレミオ退団を発表「問題は僕のヒザ」…ただ、来年はメッシと共闘の可能性も

[写真:Getty Images]

2023年末にグレミオからの退団を発表したウルグアイ代表FWルイス・スアレス(36)だが、自身のキャリアに悩んでいるようだ。

フローニンヘン、アヤックス、リバプール、バルセロナ、アトレティコ・マドリーとヨーロッパで数多くのゴールを記録してきたスアレス。2022年7月に母国のナシオナルへと移籍すると、2023年1月からはグレミオでプレーしている。

スアレスは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)で13試合に出場し4ゴール3アシストを記録。そんな中、30日に記者会見を開き、2023年12月でクラブとの契約を終えることで合意したことを発表した。

退団の理由は、長らく続く右ヒザのケガ。スペイン『ムンド・デポルティボ』によれば、スアレスは「肉体的に強いと感じていた僕の意図は、グレミオで2年間を過ごすことであり、それに同意していた。でも、自分自身、自分の体、そしてクラブに対して正直にならなければいけないし、そうではないと言わなければいけない」と語り、契約を全うしたかったがそうは行かなくなったという。

また、「問題は僕のヒザの摩耗によるもので、誰もが知っている慢性的なケガであり、それを隠すことはない。ブラジルのサッカーのリズムはとても高く、激しさもある」とヒザが問題であるとし、ブラジルのスタイルだと難しいと感じているとのこと。他クラブのオファーや監督との確執などが理由ではないとした。

この話の通りでいけば、現役引退となるが、もう1つの可能性が残っている。それは、盟友であるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと最後にプレーをすることだ。

デイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるインテル・マイアミ。メッシの他、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツ、スペイン代表DFジョルディ・アルバを獲得し、元バルセロナの選手が揃った状況だ。

予てからスアレスの獲得に関心を持っている中で、グレミオを退団した後に獲得する可能性が残っている。インテル・マイアミはグレミオに対してスアレス獲得のオファーを出すも拒否された過去があり、退団後であればその障壁も無くなる。

あとはスアレスのヒザ次第というところ。「僕のところには電話は来ていない」とインテル・マイアミとの接触を否定したスアレスだが、メッシと最後にプレーすることを望んでいるのも事実。果たして、来年2人はピンクのユニフォームを纏いピッチに立っているのだろうか。

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