平田憲聖のメジャー初Vギア “全英由来”の変更点は

国内メジャーで優勝した平田憲聖(撮影/今井暖)

◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 最終日(30日)◇恵庭CC(北海道)◇7441yd(パー72)◇曇り(観衆1527人)

国内メジャー初制覇を、初日から首位を守る完全優勝で飾った平田憲聖。ツアー通算2勝目は中島啓太、蝉川泰果、金谷拓実といった同年代の“猛者”を抑えての勝利となった。

ツアー初優勝を挙げた5月「ミズノオープン」からの変更点は、「ミズノ JPX 923 TOUR」のPWを抜いて、46度の「ミズノプロT22 ウェッジ」を入れたこと。「全英オープンから今のセッティングになった。前からショートゲームが大事だと思っていたので、下の番手を厚くするのがバーディを獲るために必要だと思っていた」と理由を説明した。

ショットが安定(撮影/今井暖)

アイアンのPWではなく、あえてウェッジの46度を使用するようになったのは「自分のイメージ通りの球が打ちやすい。(高さを)抑えたり、スピンを掛けたりするイメージが湧く」からだという。4日間を通してのパーキープ率(パーかそれより良いスコアを獲得する率)は87.5%で全体3位だった。

大会4日間で一番活躍したクラブには1Wの「ミズノ ST-X 230(10.5度)」と、アイアン型の3UT「ミズノ ミズノプロ FLI-HI(2021年モデル)」の2本を挙げた。

「ドライバーでフェアウェイもとらえられていましたし、3番アイアンもレイアップや8番(270yd)の長いショートで打っていました。助けられた」。4日間のパーオン率は70.834%で5位。安定したショット力を武器にビッグタイトルを手繰り寄せた。

ツアー2勝目(撮影/今井暖)

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ミズノ ST-X 230(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS TR BLUE(長さ45.75インチ、重さ60g台、硬さX)
グリップ:イオミック スティッキー・エボリューションSE 2.3

フェアウェイウッド:キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンド(3番15度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD クアトロテック(重さ70g台、硬さX)

ユーティリティ:ミズノ ミズノプロ FLI-HI(2021年モデル/3番19度)、ミズノ MP FLI-HI(2010年モデル/4番24度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD プロトタイプ(3番)、NSプロ モーダス3 ツアー115 (硬さX、4番)

アイアン:ミズノ JPX 923 TOUR(5番~9番)
シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー115(硬さX)

ウェッジ:ミズノプロT22(46、50、54度)、ミズノプロS18(58度)
シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー115 (硬さX)

パター:オデッセイ EXO ロッシー

ボール:スリクソン Z-STAR ダイヤモンド

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