電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」開始 広島は全国で8番目

広島の街をめぐる移動手段として定着するのでしょうか。電動キックボードのシェアリングサービスが、広島市で始まりました。

近藤志保 記者
「最高時速は20キロ、速めの自転車に乗っているくらいのスピードが出ます」

広島市で始まったのは、電動キックボードと電動アシスト自転車のシェアリングサービス「LUUP」です。LUUPは、車道や自転車専用レーンを走ることができます。

7月1日に道路交通法が改正され、16歳以上であれば自動車の運転免許がない外国人観光客なども乗れるようになりました。LUUPを利用するには、専用のアプリをダウンロードして、交通ルールのテストに連続で満点合格する必要があります。

近藤志保 記者
「乗るときは、地面を足で蹴って、アクセルで加速します」

LUUPのサービスが始まったのは、広島で8都府県目…。広島市は、主な駅と市街地が離れていることに加えて、外国人観光客が多く、公共交通機関の乗り方が複雑だという声があったことから、運営会社のLuupが進出を決めました。

置き場となる専用ポートは広島市に約40か所あり、電動キックボードと電動アシスト自転車それぞれ30台が設置されます。基本料金は50円で、1分あたり15円が加算され、支払いは事前に登録したクレジットカードを使用します。8月13日までは設置記念のキャンペーンとして60分間、無料で利用できます。

Luup 岡井大輝 社長兼CEO
「アプリの中の交通ルールテストや説明を通して、しっかり安全な正しい乗り方を覚えていただいて、そのうえで事故等に気をつけて正しく乗っていただければうれしい」

専用ポートや、電動キックボードと電動アシスト自転車の数は、今後、随時拡大していくということです。

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