広島市長「非核実現へ指導力を」 国連・中満事務次長に

記念撮影する(左から)「ユース非核特使」の土井瀬戸さん、松井一実広島市長、国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長、鈴木史朗長崎市長=31日、ウィーン(共同)

 【ウィーン共同】2026年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けた第1回準備委員会に参加した広島市の松井一実市長は31日、開催地のオーストリア・ウィーンで、国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長と面会し「核兵器のない世界の実現に向けて、国連にしっかりとリーダーシップをとってほしい」と求めた。長崎市の鈴木史朗市長も同席した。

 外務省の「ユース非核特使」の委嘱を受け、広島から派遣された高校生8人も参加。広島の中高生らが核廃絶や核兵器禁止条約の早期締結を訴え、22年度に集めた署名約4万4千筆を中満氏に手渡した。

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