“手持ち扇風機”は逆効果!?実はあまり意味がない『暑さ対策グッズ』5選

30分も外を出歩けない…酷暑の夏に暑さ対策グッズは必須!

日本の夏は、世界的にも暑さが異常だと広く知られています。しかし、今年2023年は平年よりもさらに暑くなると予想されており、6月下旬頃から熱中症の注意喚起が促されてきました。

30分外を歩いているとフラフラと目眩が起こるような暑さの中、お仕事やお出かけなどで外に出なければいけない日も多くあるでしょう。そんな時は、真夏にぴったりな『暑さ対策グッズ』が欠かせません!

しかし、暑さ対策グッズとして売られている商品の中には、日本の酷暑ではあまり効果が実感できないグッズや、かえって熱中症を招いてしまう恐れのあるグッズもあります。本当に効果のある商品を見極めて選ぶことが肝心です。

実はあまり意味がない『暑さ対策グッズ』5選

では、どのような暑さ対策グッズはあまり効果が実感できないのでしょうか。「使っていてあまり効果が実感できなかった」という声が多い暑さ対策グッズや、実は逆効果になりやすい暑さ対策グッズを紹介します。

1.手持ち扇風機

ハンディファンと呼ばれることの多い手持ち扇風機は、35℃を上回るような酷暑の中で使ってしまうと逆効果になる恐れがあります。

空気がすでに熱を帯びているため、手持ち扇風機をむやみに屋外で活用してしまうと、熱風を自身に当てるような状況に陥ってしまうのです。

手持ち扇風機を暑さ対策として活躍させるためには、肌を冷水で濡らしたり、冷却スプレーと併用するなど活用方法を見直しましょう。

2.うちわ

うちわは古くから日本の夏の風物詩とも言える暑さ対策グッズです。しかし、手持ち扇風機よりも効果が薄く、なおかつ前述したように熱風を体に送ってしまう恐れがあることから、暑さ対策グッズとしては下火になってきています。

とはいえ、室内では手持ち扇風機と同様に活躍してくれる機会も多いです。可愛い扇子なども多く販売されているので、効果的に活用できる方法を考えましょう。

3.冷却スプレー

冷却スプレーも暑さ対策グッズとして人気の高い商品です。しかし、冷却スプレーを使用する人からは「使った瞬間は冷えるけれど、すぐに暑さが戻ってきてしまう」という声も…。

以前のように30℃前後の暑さであれば、ある程度効果が長持ちしましたが、35℃を超えるような酷暑にもなると、瞬間的に体を冷やしてくれる冷却スプレーはあまり意味を成さないのかもしれません。

ただし、濡らしたタオルに冷却スプレーを使って冷やしたい場所に当てることで、体に直接噴射するよりも効果が長持ちするという意見も多く見られました!

4.水に濡らして使う冷感タオル

水に濡らして使う冷感タオルは、暑さ対策グッズの代表格と言えるでしょう。ただし、やはり最近の酷暑では、濡らしたタオルが蒸されてしまい、かえって冷感タオルを巻いた場所から熱を帯びてしまう…という意見も多いです。

ただ水に濡らして使うのではなく、冷却スプレーと併用したり、冷感タオルを使ってから手持ち扇風機を当てるなど、他の暑さ対策グッズと併用することをおすすめします。

5.メントール成分を含むグッズ

メントール成分を含む暑さ対策グッズもスーッとした清涼感から人気が高いですよね。ただし、メントールの清涼感は長持ちしない上、実際に体温を下げる効果がないため、熱中症対策としてはあまり意味がないと言われています。

また、メントールの刺激的な清涼感が、かえって体を火照らせてしまうと感じる人も多く、逆効果となるケースもあります。

特に肌が弱い人は肌に刺激を与えてしまう可能性もあるため、メントール成分を含む暑さ対策グッズの使用には注意が必要です。

これは暑さに効果的!実用的な『暑さ対策グッズ』は?

では、実際に使ってみて暑さ対策に効果があると実感できるアイテムには、どのような暑さ対策グッズがあるのでしょうか。最近では、以下のような商品が注目を集めています。

  • 日傘
  • ネッククーラー
  • 冷えピタ
  • 冷感シーツ

日傘は昔から人気の高い商品です。UVカット仕様のカーディガンなどもありますが、腕が布で覆われると暑いと感じる人も多く、その点、日傘であれば暑さを感じずに日光を防ぐことができます。

また、暑さ対策グッズとして、冷えピタは長時間冷たい状態を維持しやすく、コスパも良いのでおすすめです。最近では、ネッククーラーも涼しい風を首元に送ってくれるアイテムとして人気が高く、特に屋外で活動する時間の多い人におすすめです。

就寝中の寝苦しさには、冷えピタの他、冷感マクラや冷感シーツなどの寝具類が良いでしょう。ただし、冷感グッズを使用していても熱帯夜は続くので、電気代節約のためにエアコンの冷房機能を停めてしまう行為は控えてください。

自身の生活スタイルに合わせて暑さ対策グッズを取り入れよう

いかがでしたか。今回紹介した「あまり意味がない」「効果が実感しにくい」と言われているグッズでも、他の暑さ対策グッズと併用することで効果が実感できる例もあります。自身の生活スタイルに合った暑さ対策グッズを効果的に取り入れて、酷暑を乗り切りましょう。

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