ストーカー加害者対応強化 10都道府県警で試行

警察庁

 ストーカー規制法に基づき禁止命令を受けた加害者全員に対し、警察が連絡を取ったり、精神的治療の効果を説明したりする取り組みを、10都道府県警で8月1日から試行することが31日、警察庁への取材で分かった。従来は事案ごとに判断していた。3カ月間の試行後に問題がなければ、他の府県警での導入を検討する。

 10都道府県警は、北海道、岩手、東京、神奈川、愛知、大阪、山口、愛媛、福岡、沖縄。今年1月に福岡市で禁止命令を受けていた男が、元交際相手の女性を殺害したとして逮捕される事件などが起きており、命令後の対応を強化する。

© 一般社団法人共同通信社