【カンボジア】24年の最賃設定へ、16日に三者協議[経済]

カンボジア労働省は、縫製、履物、旅行用品産業に適用される2024年の法定最低賃金の設定に向け、16日に政府、労働者、雇用者による三者協議を実施する。プノンペン・ポスト(電子版)が7月29日伝えた。

政府と労使で構成する国家最低賃金委員会(NCMW)の委員長を務めるイット・サムヘン労相が、各労組を協議に招いた。

全国労働組合総連合(NTUC)のファ・サリー議長は、自身のソーシャルメディアで協議について、最低賃金が世界的な経済・社会情勢の中で適切な水準になることを望むと述べた。

カンボジア労働組合連合(CLC)のアト・トーン代表は、協議は少なくとも数回は行われるべきだとの見解を示した。

23年の縫製、履物、旅行用品産業の最低賃金は月額200米ドル(約2万8,000円)に設定されている。国家最低賃金委の協議では同198米ドルで妥結したが、フン・セン首相が慣例に従って2米ドル上乗せした。

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