富山は4教科平均超え 全国学力テスト

  ●中3数学の3位最高 中3英語全国同率

 文部科学省は31日、小学6年と中学3年を対象として4月に実施した2023年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。平均正答率を都道府県別にみると、富山は中3数学の3位が教科を通じて最高で、小6算数が4位、中3国語が5位、小6国語は6位となり、全国平均を上回った。中3英語は11位で全国平均と同率となった。

 今年度は従来の国語、算数・数学に加えて、中3の英語が4年ぶりに実施された。富山の各教科の平均正答率は小6で国語が69%(全国67%)、算数が65%(同63%)。中3で国語が71%(同70%)、数学が54%(同51%)、英語が46%(同46%)だった。

 県教委は、富山は全体として一定の学力水準が保たれているとの見解を示し「調査の結果から課題を把握して、子どもたちの成長につなげる」とした。

 今年度の学力テストは4月18日に実施され、富山の公立学校では小中学校、義務教育学校、特別支援学校計257校の1万5146人が受けた。文科省は全国で190万1326人分を集計した。

  ●石川は3教科で1位

 北陸では、石川が小6の国語と算数、中3数学で全国1位、中3国語が2位、英語が4位だった。福井は中3国語、数学が2位、小6国語、算数が3位、中3英語が5位だった。

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