水難事故に備え、日本赤十字社県支部は溺れた時の対応法を学べる動画を制作した。動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開している。
動画は9分9秒。服を着たまま浮いたり、バケツなど身近な物を浮具として使ったりする方法を紹介している。同支部考案のヒーロー「人道人間クロスレッド」が海で溺れた悪役を助けるコミカルなストーリー仕立てで、棒や服などを救助用具として活用する場面もある。
大分市千代町の同支部であった試写会には、県内の高校生6人が参加。大分雄城台高2年の安部燿(よう)さん(17)は「学校では習わない知識。ノウハウを身に付けたい」と話した。
同支部の加藤敏宏事業推進課長(49)は「動画を見て、安全への意識を高めてほしい」と述べた。