「変面行脚」で園児ら魅了! 中学生変面師、妃那さん親子 長崎・北松佐々町

変面を披露する妃那さん(右)と奈々さん=北松佐々町、さざなみ保育園

 長崎市を拠点に長崎県内外で活動する中学生変面師の「妃那(ひな)」さん(12)と母親の「奈々」さん(40)が7月27日、北松佐々町のさざなみ保育園(大長光一園長、62人)で変面を披露した。
 妃那さんが所属するイベント会社Clan(長崎市)が、地域活性化に貢献しようと7月から12月まで取り組む「Thanks変面行脚」の一環。期間中、抽選で当選した県内の施設や祭りなど100カ所以上で、無償で変面を披露。現在は20カ所ほど終了している。
 通常同イベントは妃那さん1人で行うが、この日は奈々さんも参加。2人は音楽に合わせ舞いながら男や女、動物の面に瞬時に変え、迫力のある動きで園児らを魅了し、面が変わるたび、歓声と拍手が湧いた。年長の清松欣士(きんじ)ちゃん(5)は「おさるさんの面がおもしろかったし踊りもすごかった。また見たい」と話した。
 妃那さんは「子どもたちの反応がかわいくて自分も楽しかった」と笑顔を見せ、「半年でこれだけ多くの会場を回るのは初めてで緊張していたけれど、行く先々でいい反応を頂けるのでやりがいを感じている」と目を輝かせた。奈々さんは「演者としては娘が先輩。一緒だと体力、気持ち的に心強い」とほほ笑んだ。

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