豪中銀、金利4.1%に据え置き 2カ月連続、効果見極めへ

 【シドニー共同】オーストラリア準備銀行(中央銀行)は1日の理事会で、政策金利を4.1%に据え置くことを決めた。据え置きは2カ月連続。中銀のロウ総裁は声明で「これまでの利上げの影響と経済見通しを見極める」と説明した。

 先月発表の4~6月期の消費者物価指数(CPI)の前年同期と比べた上昇率は6.0%となり、前期から鈍化した。

 ロウ氏は「インフレ率は低下しているが、6%はまだ高過ぎる」と指摘。政策目標の2~3%に引き下げるため、状況によっては「さらなる金融引き締めが必要になるかもしれない」と述べ、利上げ再開を排除しない姿勢を示した。

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