野球ウインターリーグ、今年も沖縄で開催 11月25日~12月24日 「アドバンスリーグ」も新設

 野球を続ける学生や社会人、プロ選手などの幅広い参加者でスキルアップやステップアップを目指す「第2回ジャパンウインターリーグ2023」が11月25日から12月24日の間、沖縄市のコザしんきんスタジアムなどで開催される。7月31日には、運営するジャパンリーグ社などが東京と沖縄をオンラインでつないで同時会見を開き、多くの参加を呼び掛けた。

 今年は、プロ志望届を出した15歳以上を対象とした「トライアウトリーグ」だけでなく、新たに「アドバンスリーグ」も実施する。日本のプロ野球や独立リーグ、日本野球連盟に加え、台湾プロ野球チームの選手が実戦形式で切磋琢磨(せっさたくま)するほか、トライアウトの選手もアドバンス側に参加できる。

 事務局によると、二つのリーグを複数会場に分けて実施し、学生とプロが一緒にプレーできない「プロアマ規定」のハードルを下げることができたという。

 初開催の昨年は66人が参加し、そのうち10人(県出身者4人)が独立リーグなどと契約した。今年は両リーグで各120人の選手枠を設けており、台湾や欧州、北米からの参加も調整しているという。ジャパンリーグの鷲崎一誠代表は「野球界の底上げを図りたい」と熱く語った。

 県庁であった沖縄側の会見に出席したジャパンリーグの大野倫GMは、日本プロ野球のトライアウトを受ける選手やシーズンオフ中の育成選手の参加も呼び掛けていくと説明した。

 参加期間は全日程、前半、後半の3プランで、料金は16万5千円から44万円。8月1~31日に2次募集、10月1日から最終募集を受け付ける。申し込みはウェブサイトjapanleague.co.jp

(嘉陽拓也)

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