犬のトイレトレーニングにおける『間違い行動』4つ!失敗の原因と対策方法まで解説

犬のトイレトレーニングにおける「間違い行動」

犬のトイレトレーニングに困っている方は少なくないようです。もしかしたら、飼い主として「間違った行動」をしてしまっているかもしれません。

1.少し慣れてからトレーニングを始めること

犬のトイレトレーニングにおける「間違い行動」は、犬が少し慣れてからトレーニングを始めるということです。

(お家に迎えた日はゆっくり休ませてあげたい)(環境に少し慣れてからしつけを始めた方がいいかも…)などと、飼い主さんは考えるかもしれません。

しかし、少し慣れてからトイレトレーニングを始めようと考えていると、部屋のあちこちで排泄をしてしまうことがあり、失敗の原因になりやすいです。

対策方法として、トイレトレーニングは、基本的にはお家に迎えたその日から始めることが、犬に早く覚えてもらうためのコツです。

犬は生まれた時から学習を始めますし、お家に迎えられたその日からまた新しい学習をし始めます。生後4カ月頃までの子犬であれば、今が最も吸収しやすい時期です。

お家に迎えたらすぐ、トイレの場所を教えてあげてください。すぐには排泄をせず、遊んだり探索をしたりすることがありますが、排泄がしたくてソワソワし始めるタイミングがありますので、またすぐにトイレに誘導してあげてください。

2.失敗を叱ること

犬のトイレトレーニングにおける「間違い行動」は、失敗を叱るということです。

犬の失敗を叱ることは、トイレトレーニングそのものが失敗に終わる原因になりやすいです。

その場合の対策方法は、失敗は叱らず、成功を褒めよう!という考え方に変えることです。

トイレ以外の場所で排泄をし、叱られた時、犬は何を叱られたのか、なぜ叱られたのか分かりません。犬によっては、排泄をすることそのものを叱られたのではないかと受け止めてしまうことがあります。

排泄をするとまた叱られるのではないか、大きな声を出されるのではないかと恐れてビクビクし、排泄することを我慢するようになってしまう犬もいます。

また、もうひとつの対策方法としては、どのようにしたら成功させてあげることができるのか、どうしたら失敗させずに済むのか、ということを考えてあげることではないでしょうか。叱る前に、まずは失敗させない方法を探して実行してみることが大事です。

3.初めから小さなトイレを用意すること

犬のトイレトレーニングにおける「間違い行動」は、初めから小さなトイレを用意するということです。

小さなトイレでは、トイレの外で排泄をしてしまったり、トイレシートからはみ出してしまったりと、どうしても失敗の原因になりやすいです。

対策方法は、トイレトレーニングを始めたばかりの時はトイレの面積を大きくし、少しずつ小さくしていくということです。

トイレトレーを使う場合では、トレーの周りにトイレシートを敷き詰めておきます。トイレシートのみ使う場合も同じで、シートを敷き詰めて面積の大きなトイレを用意します。

最終的には、トイレトレーに排泄ができること、トイレシート1枚で排泄ができることがトイレトレーニングの成功なのではないでしょうか。

4.トイレの場所をよく変えること

犬のトイレトレーニングにおける間違い行動は、トイレの場所をよく変えるということです。

せっかくトイレの場所を覚えたところで変えてしまうと、(あれ?トイレはどこだったかな?)と、犬を混乱させてしまうことがあり、失敗の原因になりやすいです。

トイレの場所をどこに変えても、毎日変えても、ちゃんとトイレで排泄することができる犬もいますが、失敗してしまう犬の方が多いです。

対策方法としては、どうしてもトイレの場所を変えなければならない時、犬にトイレの場所を教えてあげてください。

トイレトレーニングの時にどんな言葉を使って教えたかにもよりますが、「トイレここだよ」とか「おしっこはここね?」など、言葉にしながらトイレまで誘導してあげるとよいと思います。

まとめ

犬のトイレトレーニングにおける間違い行動を4つ解説しました。

  • 少し慣れてからトレーニングを始めること
  • 失敗を叱ること
  • 初めから小さなトイレを用意すること
  • トイレの場所をよく変えること

トイレトレーニングは、犬の一生涯に必要なトレーニングだと思います。一度覚えたからといって、今後絶対に失敗しないというわけではないからです。

トイレの場所を変えた時、引っ越しで家が変った時、部屋の模様替えをした時など、何等かの変化によって、急にトイレの場所が分からなくなったり、粗相をしてしまったりすることがあります。

そのようなことがあれば、またトイレトレーニングをし、犬がしっかりトイレを認識することができるまで教えてあげるとよいと思います。

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