千葉・御宿町で「海と山の子交流会」野沢温泉村の生徒を灯籠ライトアップでおもてなし

ペットボトルを使った灯籠ライトアップ

毎年、千葉県御宿町の中学生と、長野県野沢温泉村の中学生による「海と山の子交流会」が行われている。(ちばとぴ!タウン=おんじゅくチャンネル)

「海と山の子交流会」は1976年から始まった行事で、海の子(御宿町の子供たち)は、冬に野沢温泉村で雪国の生活を、山の子(野沢温泉村の子供たち)は、夏に御宿町で海辺の生活をそれぞれ体験し合う事で親睦を深めてきた。

例年御宿町では漁船に乗ってのクルージングや海水浴を楽しむ。昨年はイカの一夜干し等のアクティビティが行われてきたが、今年はサーフィンスクールに加え、保護者の方々の提案で、ペットボトルを使った灯籠ライトアップを催すことになった。

「旅の宿 浜よし」の貝塚さんが中心となり、空の2ℓペットボトル集めが始まった。インスタグラム等で回収を呼びかけると、知人のみならず初対面の方々からも協力があったという。

最終的には418本のペットボトルが集まった。25日(火)夕方、岩和田海岸でそのペットボトルたちは美しい灯籠へと変貌を遂げていた。刻々と夕暮れから夜空へとうつりゆく浜辺で、ゆらゆらと灯る幻想的な光は生徒や父兄たち、駆けつけた町民らを魅了した。

当日はライトアップを前に記念撮影が行われたあと、手持ち花火を楽しむ時間も設けられた。子供たちにとって思い出深い夏の1日となっただろう。「野沢温泉村の子供たちと御宿町の子供たちに喜んでもらいたい一心で頑張った」と父兄は語った。

灯籠ライトアップの周りで親睦を深める両町の生徒や父兄
2ℓペットボトルを使った灯籠

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