陸上女子中長距離の田中希実が1日、長野県茅野市で練習を公開し、2種目での代表入りが確実な世界選手権（19日開幕・ブダペスト）に向け「1500メートルでも5000メートルでもしっかり決勝に残る。決勝に残れば伸び伸び戦うという気持ちを持って挑める」と意気込んだ。
東京五輪は1500メートルで入賞を果たしたが、800メートルも合わせて3種目に出場した昨年の世界選手権では思うような結果を残せなかった。今季は4月にプロに転向し、6月にはケニア合宿で鍛錬。雷雨に見舞われたこの日は300メートル走などに取り組んだ。「ケニアで精神的にも強くなった。自分の力を信じてやっていく」と自信を示した。
