大手銀行5グループの2023年4～6月期連結決算が1日、出そろった。純利益の合計は前年同期比80.1％増の1兆1237億円だった。融資の貸し倒れに備える与信関係費用の一部が不要になる時期のずれなどで2社が減益となった。
三菱UFJの純利益は約4.9倍の5583億円。前年は米国銀行の売却に伴う評価損を計上した。みずほフィナンシャルグループは、与信関係費用の戻り益が発生した影響で、53.9％増の2451億円となった。りそなホールディングスは4.4％増の354億円だった。
前年に戻り益が出た三井住友FGは1.8％減、三井住友トラスト・ホールディングスは43.1％減だった。
