鮮やかな舞、盛岡彩る 「さんさ踊り」開幕、街に熱気

「盛岡さんさ踊り」が4年ぶりに通常開幕し、太鼓や横笛の音に合わせて舞を披露する浴衣姿の踊り手=1日午後、盛岡市

 東北に夏祭りシーズンの到来を告げる「盛岡さんさ踊り」が1日、盛岡市で開幕した。新型コロナウイルス禍で制限された観客の飛び入り参加も復活し、4年ぶりの通常開催。力強い太鼓や軽快な横笛の音に合わせ、色鮮やかな浴衣姿の踊り手が舞を披露しながら練り歩くと、街に熱気があふれた。4日まで。

 日中の暑さがまだ残る夕暮れ時、市中心部の通りでパレードが始まった。幸せを願うという意味の「サッコラチョイワヤッセ」のかけ声とともに、額に汗を浮かべた踊り子らが晴れやかな表情で進んだ。沿道には大勢の観客が詰めかけ、笑顔で拍手を送っていた。

 期間中、約200団体、約2万3千人が参加する予定。

© 一般社団法人共同通信社