茨城・土浦日大、空路で甲子園へ 「優勝旗持ち帰る」 茨城空港利用

甲子園での勝利を誓った土浦日大高の選手ら=小美玉市与沢の茨城空港

6日開幕の第105回全国高校野球選手権記念大会に茨城県代表として出場する土浦日大高の選手らが1日、同県小美玉市与沢の茨城空港から甲子園へ向かった。

土浦日大ナインが搭乗したのはスカイマークの神戸便。茨城大会での選手の疲労を考慮した小菅勲監督が、新幹線など陸路ではなく、神戸空港まで1時間5分と移動時間が短くなる空路を選択した。

出発式で、県の鈴木信昭空港対策監は「なるべく遅い日程で帰ってくるように頑張って」と激励。主砲の香取蒼太外野手(3年)は「一戦必勝を掲げ、甲子園で校歌を歌えるように正々堂々とプレーしたい」と意気込みを語った。

夏の大会で茨城県代表校が空路で甲子園入りするのは初めて。春の選抜大会では2011年に水城高が利用している。

出発に先立ち、伊藤哲弥校長と小菅監督、塚原歩生真(ふうま)主将(同)らは同日、県庁に大井川和彦知事を表敬訪問。「一戦必勝で大優勝旗を持ち帰る」と活躍を誓った。

小菅監督は、茨城大会を振り返り「よく練習についてきて、心身共に成長した」と選手を評価。大井川知事は「ぜひ優勝旗を持ってきてほしい。学校や茨城のためにも歴史を作って」とエールを送った。

県議会の石井邦一議長にも出場を報告。石井議長は「県代表として誇りを持って、大爆発をしてきてほしい」と鼓舞した。

土浦日大ナインは、2日に甲子園球場の見学会へ参加し、3日には組み合わせ抽選会に臨む。

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