ラグビーのリーグワン・静岡ブルーレヴズは1日、中高一貫校である静岡県立清水南高校・同中等部と共同でスポーツクラブを創設すると発表した。国が進める部活動の「地域移行」に沿った取り組み。記者会見した山谷拓志社長は「地域のラグビーの普及、発展を担うモデルにできれば」と抱負を語った。
クラブは現在、中等部にあるラグビー部を拡充させる形となる。名称は「BlueRevs RFC SHIMIZU」。同校以外の生徒も入部可能とする予定。ブルーレヴズの元選手が週2~3日のペースで指導に当たるほか、ヘッドコーチも務める。同高校のラグビー部にも指導を行う。
ブルーレヴズによると、サッカーや野球などと比べ、ラグビーは部活動のある学校やクラブチームが少ないのが現状だ。元プロによる高度な指導を受けられることをアピールし、ラグビーの振興や、競技人口増加を目指すという。
清水南高校・同中等部の小野田秀生校長は「学校、企業、地域が三位一体となって、幸せな子供が育つ場を創出したい」と話した。