茨城県内でゲリラ豪雨 3000軒が一時停電 雷雨や突風も

街頭に照らされる雨

茨城県内は1日、上空に入った寒気の影響で大気の状態が不安定になり、各地が雷を伴うゲリラ豪雨や突風に見舞われた。つくばみらい市など18市町村で計約3000軒が一時停電した。関東鉄道常総線は倒木で一時運転を見合わせた。

水戸地方気象台によると、落雷は午前3時ごろから県北地域で観測され始め、次第に南下。県が守谷市役所に設置した雨量計では午前11時から正午までの1時間雨量が50ミリを記録した。

東京電力によると、つくばみらい市と守谷市で午後0時51分から約50分間にわたり、計約1200軒が停電。常総市とつくば市でも計約560軒が停電した。

関東鉄道常総線は午前11時過ぎ、倒木のため一部区間で運休。その後、守谷駅の雨量計が規定値に達したため、取手-石下駅間で運転を見合わせた。午後1時45分に全線で再開した。

つくばエクスプレス(TX)は、落雷の影響で午前11時15分から午後3時36分ごろまで、つくば-秋葉原駅間で上下12本が運休した。

県防災・危機管理課によると、つくばみらい市で屋根が飛ばされたり電線が切れたりするなどの被害が3件あった。

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