江村「実感湧いてきた」 フェンシング代表帰国

フェンシング世界選手権を終えて帰国し、メダルを掲げる女子サーブル個人金の江村美咲(中央)と男子フルーレ団体金の(左から)松山恭助、鈴村健太、(1人おいて)飯村一輝、敷根崇裕=1日、羽田空港

 イタリアのミラノで開催されたフェンシングの世界選手権に出場した日本代表が1日、羽田空港に帰国し、女子サーブル個人で2連覇を果たした江村美咲(立飛ホールディングス)は関係者らに拍手で出迎えられ「終わった直後はびっくりした気持ちだったけど、今やっと実感が湧いてきている」と笑みを浮かべた。

 攻撃的なスタイルで同種目を制し、さらなる成長を示した24歳のフェンサー。「一番大きなゴールはパリ五輪の金メダル」と力を込めた。

 世界選手権の団体で日本勢初の頂点に立った男子フルーレのメンバーも、首に金メダルをかけて帰国。個人でも銅メダルを獲得した主将の松山恭助(JTB)は「パリ五輪でも個人と団体で金メダルを狙える位置に来た。常に勝ち続ける選手、チームでありたい」と引き締まった表情で話した。

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