バイエルンのトーマス・トゥヘル監督がスイス代表GKヤン・ゾマー(34)の去就について言及した。
ゾマーに関してはインテルがマンチェスター・ユナイテッドに移籍したGKアンドレ・オナナの後釜として獲得を狙っている。ゾマーとしてもGKマヌエル・ノイアーが負傷から復帰する新シーズン、バイエルンでは控えに回る可能性が高く、インテル行きに前向きだと伝えられている。
しかし、バイエルンではゾマーの後釜と考えていたブレントフォードのGKダビド・ラヤの獲得交渉が破談したとの報道があり、ゾマーを手放せない状況にある。
そのゾマーの去就についてトゥヘル監督は以下のように述べた。
「選手側の希望ももちろんあるが、クラブの利益も守らなければならない。彼は素晴らしいGKでドレッシングルームでも重要な選手。彼にとって簡単な状況ではない。契約があり、残留の可能性が明らかにある」
「選手が別の考えを持つのは当然のこと。だが、今のところ彼は我々のGKだよ」
一方でインテルは満額となる600万ユーロ(約9億4000万円)の契約解除金の支払いを検討しているとのこと。バイエルンとインテルによる綱引きがもうしばらく続く様相のようだ。