原爆連想「心からおわび」 映画バービーで米ワーナー

「バービー」とオッペンハイマーの伝記映画のポスターが並ぶ米ロサンゼルスの映画館=7月28日(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米映画「バービー」を巡り、ファンらが交流サイト(SNS)に原爆投下を想起させる画像を投稿したことなどに絡み、映画を製作した米大手ワーナー・ブラザースは7月31日、地元芸能メディアに対し、遺憾の意を表明し「心からおわびします」とする声明を出した。

 声明は「ワーナーは最近のSNS上の配慮に欠ける動向を遺憾に思っている」とした上で、社として謝罪した。

 日本の配給元のワーナーブラザースジャパン合同会社も7月31日、米国の公式アカウントが配慮を欠いた反応をしているとして、「極めて遺憾」とするコメントをSNS上で発表した。

 米国では、バービー人形を題材にした「バービー」と、原爆開発を主導した米物理学者ロバート・オッペンハイマーの伝記映画という、共に21日に公開された対照的な2作品を見ることがブームになり、バービーと原爆投下を結び付けた画像も多くSNSに投稿されている。

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