ブルージェイズがデヨングを獲得 右膝負傷のビシェットの代役か

日本時間8月1日のオリオールズ戦で正遊撃手ボー・ビシェットが右膝を痛めて途中交代したブルージェイズがトレード期限最終日に代役確保に動いた。日本時間8月2日、ブルージェイズはカージナルスとのトレードを成立させ、24歳のマイナー右腕マット・スバンソンを放出して29歳の元オールスター遊撃手ポール・デヨングを獲得。今回のトレード・デッドラインでは、この2球団のあいだのトレードが目立っており、ブルージェイズがカージナルスから獲得した選手はヘネシス・カブレラ、ジョーダン・ヒックスに続いてデヨングが3人目となった。

ブルージェイズの正遊撃手ビシェットは、今季ここまで106試合に出場して打率.321、17本塁打、59打点、OPS.846をマーク。リーグトップの打率を記録しているビシェットの穴を攻撃面で埋めることは不可能だが、ビシェットの遊撃守備は平均を下回るレベルであり、ブルージェイズは好守のデヨングを獲得することによって守備面のアップグレードでビシェット離脱の穴をカバーする方法を選択した。

デヨングは自己最多の30本塁打を放った2019年にオールスター・ゲーム選出の実績があり、今季はここまで81試合に出場して打率.233、13本塁打、32打点、OPS.709を記録。スタットキャストが算出する守備指標「OAA」ではビシェットの-5に対してデヨングは+8をマークしており、少なくとも守備面で大きなアップグレードとなることは間違いない。カージナルスと結んだ6年契約は今季が最終年であり、2024年と2025年の契約は球団オプションとなっている。

カージナルスが獲得したスバンソンは2021年ドラフト13巡目でブルージェイズに入団した24歳の右腕で、今季はマイナーA級とA+級で合計26試合に登板して4勝1敗6セーブ、2ホールド、防御率1.11の好成績をマーク。なお、ブルージェイズはデヨング獲得に伴い、ロースターの枠を空けるためにジョーダン・ルプローをDFAしたことを発表している。

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