福井市の海でイルカなでた男性、足噛まれ10針縫うけが 近くの海水浴場にも影響

 8月1日午後2時15分ごろ、福井県福井市浜住町の海岸で、海水浴をしていた富山県富山市の男性会社員(26)がイルカに手や足をかまれ、けがを負った。福井海上保安署によると、福井市内でイルカにによる人身被害が確認されたのは今年初めて。同署はイルカを見つけても、近づいたり、刺激したりしないよう呼びかけている。

 同署によると、男性は近づいてきたイルカをなでるなどした後、海から上がろうとした際にかまれ、左足のくるぶし付近を10針縫うなどのけがを負った。

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 被害の情報を受け、現場近くの鷹巣海水浴場では一時、海水浴客にできるだけ海に入らないよう注意を促した。同署によると、福井市長橋町の漁港で7月30日にイルカの目撃情報があった。

 7月中旬までイルカによる人身被害が相次いだ福井県美浜町の水晶浜海水浴場は安全対策を徹底して海水浴客を受け入れており、福井県警敦賀署によると、同海水浴場でイルカによるけが人は7月17日以降確認されていない。

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