北陸新幹線敦賀駅舎（福井県敦賀市）の敦賀市民向け見学会が7月30日、開かれた。子どもから大人まで300人が新幹線ホームや乗り換えコンコースを見て回り、来春に開業して多くの人が行き交う様子を想像していた。
同駅舎は整備新幹線で高さが最も高く、床が船の甲板をイメージした木調タイルで仕上げられた新幹線ホームからは敦賀湾を望める。乗り換えコンコースの天井は北前船の帆をイメージした浮遊感のあるデザインとなっている。建築工事の進捗率は98％（6月末時点）で今秋完了予定。
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一般公募で同駅舎の見学会が行われるのは初めてで、敦賀市が主催。30日と8月6日の2日間で計600人を募り、約740人の申し込みがあったという。30日は75人ずつ4回に分けて行い、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の担当者が案内した。
2階の乗り換えコンコースでは参加者は担当者から、れんが柄の壁は敦賀赤レンガ倉庫をイメージしていることなどの説明を受け、自由に見て回った。3階の新幹線ホームでは、「北陸のハワイ」と呼ばれる無人島・水島が見えることを確認していた。
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ホーム下に設けられた保守点検用の通路を歩くレールウオークもあり、レールに触れるなどして楽しんでいた。小学6年生の息子を連れて参加していた男性（52）は「新幹線がもうすぐ来ることを肌で感じた。たくさんの人に敦賀に来てほしい」と話していた。
