中古車売買巡るトラブルも…ビッグモーター絡みの消費者相談、2014年度から増加 福井県内

ビッグモーター

 福井県消費生活センターに寄せられたビッグモーターに関する相談件数が2014年度以降、計78件に上ることが8月1日、同センターへの取材で分かった。中古車売買を巡るトラブルが多いという。

 同センターによると、14年度は1件だったが、年々増え、19年度が19件、20年度が15件だった。21、22年度はともに8件で、23年度は7月末時点で6件となっている。

 相談内容は「中古車購入の契約解除を申し出たが、応じてくれない」「高額な解約手数料を請求された」など。中には「購入時に身に覚えのないオプションが付いていた」との声も寄せられた。

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 ビッグモーターによる自動車保険の保険金不正請求が発覚した7月以降は、「修理に出した車両が故意に傷つけられていないか不安」といった相談が多いという。

 福井市消費者センターには昨年4月から今年6月までに計6件の相談が寄せられている。

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