平和願う大輪 北日本新聞納涼花火富山会場

特大スターマインや尺玉が夜空を彩った北日本新聞納涼花火=神通川有沢橋下流(多重露光)

 第75回北日本新聞納涼花火富山会場は1日、富山市の神通川有沢橋下流で行われた。特別スターマインや尺玉など、きらびやかな光の大輪が夏の夜空を彩り、大勢の観客を楽しませた。

 10号尺玉で幕開け。2カ所から同時に打ち上げる「空中ナイアガラ」や、炎の演出と花火を組み合わせた光のショーが繰り広げられた。大玉30連発のスターマインで華々しく締めくくった。

 打ち上げ時間を昨年の30分間から45分間に延ばし、有料の4人がけ観覧席や露店の出店を復活させるなど、新型コロナウイルス禍前の規模に戻して開催。神通川の河川敷を訪れた観客は大きな歓声を上げ、光と音の演出を堪能した。

 北日本新聞納涼花火は富山大空襲から2年後の1947年、犠牲者の鎮魂や街の復興、平和への願いを込めて始まった。

特大スターマインや尺玉が夜空を彩った北日本新聞納涼花火=神通川の有沢橋下流

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