正捕手ハイム離脱のレンジャーズ パイレーツからヘッジス獲得へ

昨季王者アストロズに0.5ゲーム差をつけてア・リーグ西地区の首位に立っているレンジャーズだが、今季オールスター・ゲームに初選出された正捕手ジョナ・ハイムが左手首を痛め、日本時間7月29日に故障者リスト入り。その穴を埋めるべく、トレード期限最終日に補強に動いた。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者などが伝えたところによると、レンジャーズはパイレーツから好守のオースティン・ヘッジスを獲得。対価として国際アマチュアFA選手を獲得する際のボーナスプールを譲渡するようだ。

現在30歳のヘッジスはメジャー9年目の今季、年俸500万ドルの1年契約でパイレーツに加入。優れたフレーミング技術を含め、守備面では毎年メジャー屈指の好成績を残しており、その守備力を生かしてシーズン序盤のパイレーツの快進撃を支えていた。今季はここまで65試合に出場して打率.180、1本塁打、14打点、OPS.467を記録。相変わらず打撃成績は平凡だが、守備防御点+8をマークするなど高い守備力は健在で、メジャートップの得点力を誇るレンジャーズでは周りの選手が打撃面をカバーしてくれるため、打力不足もそれほど大きな問題とはならないはずだ。逆に、メジャー屈指の守備力はマックス・シャーザーやジョーダン・モンゴメリーが加入した投手陣にとって、大きな助けとなるに違いない。

2016年以来7年ぶりの地区優勝&プレーオフ進出を目指すレンジャーズは、トレード市場でシャーザー、モンゴメリー、クリス・ストラットン、アロルディス・チャップマン、ヘッジスを獲得して弱点の補強に成功。ハイムのほか、ネイサン・イオバルディやコリー・シーガーといった投打の主力が故障離脱し、苦しい状況ではあるものの、積極補強を見せるエンゼルスやジャスティン・バーランダーを獲得したアストロズに対抗できるだけの戦力を整えた。今後もレンジャーズとアストロズの優勝争いからは目が離せない。

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